日本留学試験、200点の壁

 

(前回の続き)

ところで、この「200点」という大学入試の基準ですが、誰が決めたのかはわかりませんが広く浸透していて定着しています。しかし、私はこれに少し疑問を感じています。JASSOがHPで公表している試験結果を見ると、得点分布図などの詳細情報を確認することができます。

そこで調べてみると、200点未満の人数はなんと全受験者数の46.5%!およそ半数の学生は200点を取れていないのです。

この試験は対象者を「外国人留学生として我が国の大学等に入学を希望する者」としています。つまり大学に入りたいと思っている学生が受けている試験において、その受験者の半分は出願資格なしとか、合格ボーダーにはのらないと判定されているということになります。そう考えると、出願資格「200点以上」というのは、ちょっとハードルが高いのかもしれません。

ちなみに、この日本留学試験ですが専門学校でも一部使われています。その使われるときの条件もやはり「200点以上」。

この「200点以上」という基準が広まっている限り、およそ半分の受験生は苦労をすることになります。そんな中、嬉しい入試制度を採ってくれている大学もあります。

それは、「日本留学試験の結果を使う入学試験」と、「日本留学試験を使わない試験」の二つの入試制度を併設している大学です。これは非常にありがたい! 日本留学試験で高い点数が取れた学生は前者を、日本留学試験で失敗してしまった学生は後者の試験を受けることができ、多くの受験生にチャンスが与えられています。

このような大学が増えていってくれるとありがたいと思います。