専門学校の出願早期化

昨日、東京都専修学校各種学校協会主催の「日本語教育機関・専門学校情報交換会」に出席してきました。このプログラムの中で、事前に日本語教育機関から集めた質問を基にパネルディスカッションをするというものがありました。色々な問題点が取り上げられた中、気になったテーマが「専門学校の出願早期化」です。

ここ数年、留学生数が大幅に増えたため、入試競争が激しくなってきています。そのため、「募集定員に達する前に早く出願する」という競争が行われています。実際、日本語教育機関でも「学生に1日でも早く出願させる」ことに力を入れているところも少なくありません。

この「専門学校の出願早期化」ですが、簡単に解決しそうにありません。それは日本語教育機関と専門学校で思惑が食い違っているからです。

 

日本語教育機関 … 学生には慎重に志望校を選ばせたい。日本語力がつくまでちゃんと指導してから受験をさせたい。だから、出願早期化には反対。

 

専門学校 … 能力・意欲がある質の良い学生を他の学校に取られる前に早めに確保したい。だから、早めに入試を行い学生を取っていきたい。

 

専門学校の考えもごもっともで、出願の早期化は必然かなと思います。

しかし、実際のところは専門学校の思惑通りに出願の早期化が進んでいるわけではありません。日本語教育機関が「早く出願しなさい」と指導する対象の学生は、日本語力が足りていなかったり、出席率が低い、いわゆる「できない学生」です。日本語力や出席率に問題がない学生はどこでも合格できるので、ゆっくり出願できるというのが現状です。

専門学校は早期に「良い学生」を確保したいはずですが、実際にその早期出願の波に乗ってくる学生の多くが「できない学生」です。これでは出願早期化の意味がまるでありません。

専門学校も日本語学校も、そして学生も損をする早期出願になっているのが現状なのではないかと思います。

そこで、この問題を解決する方法を一つ考えてみました。

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